“緊急昇格”の角田裕毅とレッドブルの「理想的なシナリオ」は? 米メディアが見解「たとえ表彰台に届かなくても」

角田のキャリアを左右するレースが迫っている(C)Getty Images
F1レッドブルレーシングは3月27日に角田裕毅のレーシングブルズからの昇格を正式決定し、今季第3戦日本GPより、新たなラインナップでシーズンを戦っていく。4年連続でドライバーズタイトルを獲得している、マックス・フェルスタッペンも過去2戦では優勝を逃しており、現在コンストラクターズランキング3位(36ポイント)に位置するレッドブルに、角田の貢献が求められていることは言うまでもない。
【動画】角田裕毅の果敢なアタック、そしてローソンがスピンでコースアウトしたシーンを見る
日本人ドライバーと入れ替わる形で降格となったリアム・ローソンは過去2レース、予選、決勝を通して上位に迫ることが出来ず、キャリア、実績で上回る角田の起用を首脳陣はシーズン序盤で決断。過去にはみられなかったドライバー人事の動きは、まさにチーム内に漂う危機意識の表れであることは明らかだ。
今やレッドブルにとってキーマンとも言える存在の角田が、まずは鈴鹿でどのようなパフォーマンスをみせるのか。4月4日からの母国GPに臨むため帰国し、レースを目前にした角田本人のコメントが海外でも報じられている。米メディア『THE SPORTSRUSH』では、3月30日に都内で行われたイベントの中で角田が語った意欲の言葉を伝えている。
「あまり期待を高く持ちすぎたくはないですが、日本GPで表彰台に立ちたい気持ちはもちろんあります」
トピックの中では、日本GPへ向け過去最高の目標への想いを角田がそのように述べていることが紹介されており、他にも、「最初からうまくいくとは思っていません。まずは車を理解し、レーシングブルズとの違いを少しずつ探っていく必要があります」などのコメントも並んでいる。