角田裕毅 評価急上昇中 背景にはライバル、ローソンの低評価も影響か 注目されるレッドブルの判断
英専門メディア「PlanetF1」によると、レッドブルの選手人事を統括するアドバイザーのヘルムート・マルコ氏はローソンについて「彼には少し心を落ち着かせ、序盤の3~5レースの間でどのように成長するかを見極める必要がある」とシーズン中のドライバー交代の可能性もちらつかせている。
マシンが異なるため2人のパフォーマンスを比較するのが難しい面はあるが、次の第2戦中国GP(3月23日決勝、上海)は角田は昨年の1年だけ走っただけ。ローソンはジュニアフォーミュラ時代を含めて1度も上海でレースの経験がないが、フェルスタッペンが昨年のグランプリで優勝しており、今年も上位争いが期待されている。パフォーマンスを見極めやすいサーキットではないかともいわれている。
仮にローソンが2戦連続で首脳陣の期待を裏切る結果に終わった場合はシーズンを通じたチャンピオンシップも踏まえ、レッドブル側が早々にローソンに見切りをつけることも考えられる。
有能な新人ドライバーはたとえ未体験のサーキットといえども結果を残す。開幕戦でもデビューレースだったメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが4位に食い下がった。角田にとってもこの追い風ムードを利したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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