「リカルドのような状況になりつつある」角田裕毅は2026年F1シート喪失か 海外識者が言及「どこにも居場所はなくなってしまう」

角田にとって今シーズンが勝負という事実は動かない(C)Getty Images
プレシーズン合同テストも行われるなどF1新シーズン開幕が近づく中でも、来季以降における日本人ドライバーの去就を懸念する声は途切れることはない。英メディア『F1 OVERSTEER』が現地時間2月27日、レーシングブルズの角田裕毅の特集トピックを配信。角田とチームとの契約が2025年までとなっていることについて、解説者として活動するデビッド・クロフト氏、カルン・チャンドック氏が語ったそれぞれの見解を伝えている。
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同メディアによると、2月26日から行われたバーレーンでのF1テスト2日目、英『Sky Sports』で実況中、解説を担当していた両氏が角田の来季について言及したという。その際、クロフト氏は昨季までレーシングブルズ(RB)に在籍したダニエル・リカルドを例に挙げ、「ツノダはダニエル・リカルドのような状況になりつつある。レーシングブルズのようなジュニアチームにいるには経験を積みすぎているし、レッドブルへ昇格する道も閉ざされている。となると、どこにも居場所がなくなってしまう」などと指摘。
リカルドは2014年からのレッドブル在籍時で7勝をマークするなど、トップドライバーとして活躍。しかし、その後マクラーレンで走るも解雇されると、何とかレッドブルのジュニアチームの一員となるも輝きを取り戻せないまま、昨シーズン途中に再びレギュラーシートを追われる形でF1の舞台から去ることとなった。
クロフト氏はその上で、角田を支援するホンダが2026年よりアストンマーティンと組むことを受け、「論理的に考えれば、ツノダにはアストンマーティンのリザーブドライバーの役割が用意される可能性がある」と予想する。