白星消えた…菊池雄星が6回1失点7奪Kも3勝目はお預け 「酔いしれる」圧巻の投球もリリーフ陣打たれてチームは逆転負け食らう

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 この日もストレートとカーブが冴えわたった。圧巻だったのは4回だ。アレックス・コールを137キロのカーブで空振り三振、イルデマロ・バルガスも同じく135キロのカーブで空振り三振に切って取った。そして、続くライリー・アダムズからは155キロのストレートで空振り三振を奪い、3者連続三振と見事な投球だった。

 投球分析家のロブ・フリードマン氏も自身のXで「ユウセイ・キクチ、自分自身に酔いしれるような投球」と3者連続三振の映像を添えて投稿した。

 5回に入ると、トレイ・リップスコームを145キロのスライダーで空振り三振、ジェシー・ウインカーには141キロのスライダーで空振り三振と、今度は一転してスライダーを決め球にして、イニングをまたいで5者連続三振と圧巻の投球を披露した。

 6回もニック・センゼルから142キロのスライダーで空振り三振を奪うなど無失点。この回でマウンドを降りたが、7回にリリーフのエリック・スワンソンが無死一・二塁で代打のルイス・ガルシアに逆転3ランを浴びてしまい、菊池の勝ち投手の権利が消滅してしまった。

 前回の登板は4月27日(日本時間28日)のドジャース戦で6回4失点で敗戦投手となり、花巻東高の後輩にあたる大谷翔平との対戦は二ゴロ、右前への適時打、空振り三振という結果だった。

 この日は6回1失点でまとめたが、終盤にリリーフ陣が崩れてチームは逆転負け。それでも菊池の防御率はこの日で2.72まで下がり、安定した投球を続けている。次回こそ3勝目を手にしたいところだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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