成長遂げた菊池雄星に集まる熱視線 米専門サイトはFA市場での価値高騰を予測「3600万ドル以上の金額で契約できるかも」
来年6月には34歳となる。決して若くはないため、同サイトは「彼の年齢はFA市場において助けにはならない」としたものの、「しかし、彼はトレードされ、クオリファイングオファーを受けることがない」とも指摘する。
「クオリファイングオファー(QO)」とは、FAとなる選手に対して、所属元の球団が単年契約で残留をオファーできる制度。選手は拒否してFAとなるケースが多いが、QOを拒否した選手を獲得した球団は、所属元の球団にドラフト上位指名権などを譲渡しなければならない。オファーを受けるとFA交渉の際に一つの足枷となるのを避けられず、菊池は獲得希望球団と契約交渉することができる。
今季は2022年にブルージェイズと締結した3年総額3600万ドル(約52億円)の契約の最終年。同サイトは「このオフは3600万ドル以上の金額での3年契約も結ぶことができるかもしれない」と予想した。
地区優勝を飾ったアストロズは、勝率でア・リーグ他地区のヤンキース、ガーディアンズを下回っているため、ポストシーズンは10月1日(日本時間2日)のワイルドカードシリーズから戦う。相手はワイルドカードの勝率3位チームで、タイガース、ロイヤルズが有力だ。
目の前の勝利が何よりも価値を持つポストシーズン。そんな檜舞台でさらなる好投を演じれば、菊池のFA市場での評価、価値はさらに大きくなっていく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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