貯金「14」で“独走状態”の阪神!球界OBは4番の大山悠輔を絶賛「勝利に対する執念を感じる」
4回にはソロを放ち、9回にはしっかりと四球を選んでチャンスを広げる。大山の冷静さに高木氏は舌を巻いた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
5月25日、ヤクルト戦(神宮球場)に臨んだセ・リーグ首位の阪神は延長の熱戦を4-7で制し、5連勝を飾った。
2回に2点を先制された阪神は7回に同点に追いつき、8回には一時勝ち越しを決めたものの、その裏にピンチの場面で登板した2番手・加治屋がボークで同点に追いつかれてしまった。流れはヤクルトに傾いたかと思われたが、10回に二死満塁のチャンスを創出すると、大山悠輔が押し出し四球、佐藤輝明が走者一掃となるタイムリーを放ち、4点の勝ち越しに成功。その裏に1点を献上したが、前日の試合に引き続き劇的な勝利を飾った。
【動画】打った瞬間にそれと分かる豪快弾!サイスニードの高めスライダーを捉えた大山悠輔の5号ソロの映像
”絶好調”阪神の打線を引っ張る4番・大山悠輔を球界OBは絶賛している。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍している高木豊氏が自身のユーチューブチャンネルを更新し、ヤクルトに3連勝を飾った阪神の戦いぶりを解説し、大山の活躍を高く評価した。
24日のヤクルト戦のことだ。1点ビハインドで迎えた9回二死三塁の場面で大山に打席が回ったが、四球を選びチャンスを広げた。すると、続く佐藤輝がライト線へ2点タイムリーツーベースを放ち、チームは逆転に成功した。
高木氏はこの場面に注目し、「(大山は)すごく冷静だよね。4番だったら打ちにいくんじゃないかと思うけど、サトテルも当たっているから、しっかりとボール球を見極めて四球を選んだ」と話し、四球を選び逆転勝利につなげた大山を称賛した。