【巨人】佐々木、泉口開幕1軍決定!スーパールーキー躍動で奮起が求められている「名セカンド」の存在とは
一方、スーパールーキー躍動の陰で奮起を求められている選手もいる。名セカンドとして守備力の高さで認められ、正二塁手候補の吉川尚輝はここまでのオープン戦打率は.154(いずれも18日現在)と状態が上がってこない。指揮官も直接指導などで何とか打撃を上向かせようと目を向けているが、トンネルから抜け出せない。
吉川といえば忍者守備ともいわれる守備範囲の広さで二塁手としては球界屈指の守備力でしばしば投手を助けてもいる。しかし長年の課題である打撃の安定したパフォーマンスを残せていないことで、レギュラー当確には至っていない。
「レギュラーを取る人はパッと取る」という言葉を残したのは原辰徳前監督だが、近年でいうと若手時代の坂本勇人、昨年の門脇誠がそれに当たる。吉川も潜在能力の高さは多くの人に認められながらも、打撃面、コンディション面の課題があり足踏みが続いている。このままの状態でいくと、勢いを見せているルーキーに定位置を奪われることも十分ありうるだけに、奮起が求められている。
いずれにせよ、阪神とぶつかる開幕戦は29日に迫っている。チームスローガンの「新風」さながらに躍動した姿を見せているルーキーたち、また中堅たちの意地を賭けたし烈なレギュラー争いにも目を向けたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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