巨人・秋広 昇格!この時期のルーキー昇格は吉か、凶か 原監督が狙う「ナゴヤの奇跡」とは

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 巨人のビッグルーキー、高卒ドラフト5位の秋広優人内野手(19)が、28日の中日3連戦(バンテリンドーム)から一軍に合流することになった。

 秋広は200センチ、95キロの恵まれた体躯を持ち、プロ野球で身長2メートルの選手といえば巨人では後にプロレスラーに転向した馬場正平投手(ジャイアント馬場)以来とあって、入団時から大きな注目を集めてきた。

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 春季キャンプは紅白戦で打力をアピールして頭角をあらわすと一軍キャンプに合流。オープン戦途中まで1軍に同行したが、最後のセレクションに敗れ開幕は2軍スタート。4月4日に初昇格したものの出場機会はなく、同6日に出場選手登録を抹消されていた。その後はファームで技術を磨き今月に入ってからはイースタン・リーグで2試合連続アーチを含む3本塁打と好調。ここまでイースタン・リーグでは80試合に出場し、打率2割2分9厘、8本塁打、24打点の成績を残していた。

 一方で自力優勝の可能性がなくなったとはいえ、もちろんし烈な優勝争いは最後まで続く。この時期のルーキー昇格には「正直いってばくちでしょうね。位置的にいって、優勝も狙えるとあって、起爆剤としての役割を期待しているのでしょう」(球界OB)

 原監督の脳裏に鮮明に残るのは2007年の戦いだ。この年も巨人は中日、阪神と三つ巴の優勝争いを展開。9月9日の阪神戦に敗れ、残り17試合で自力Vが消滅。しかし、その後、チームは土壇場で連勝を重ね、シーズン143試合目となった10月2日のヤクルト戦をサヨナラ勝ちで優勝を決めるなど、劇的なシーズンとなった。この年のキーマンとされるのが現在、不動のキャプテンを務める坂本勇人内野手だ。





 9月6日に行われたナゴヤドームでの中日戦。1対1で迎えた延長12回表、二死満塁の場面で投手上原に打席が回ってきたが、総力戦でベンチに人が残っていない中、原監督はドラ1ルーキーに期待をかけた。

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