【巨人】大器養成講座となるか 6年ぶりの松井秀喜氏臨時コーチ実現で注目集める”強化指定選手”の名前
レギュラー奪取のためには今季が非常に大事な位置づけとなるが、松井氏とは背番号以外にも〝縁〟がある。
今オフは阿部監督に遅刻グセを明かされるなど、違った意味で脚光も集めてしまった55番だが、松井氏も現役時代は遅刻にまつわる逸話で知られた。巨人には「ジャイアンツタイム」と呼ばれる定刻より早めに集合する習慣がある中で松井氏は新人時代から泰然自若として、決して慌てなかったというのだ。それも「大物エピソード」の一つとして受け入れられていたことで、秋広にも成績をしっかり残した上で愛されキャラの系譜を受け継ぐことが期待される。
実施されれば、松井氏による秋広に向けての直接指導は初めてとなる。まずは同じ左打者の大先輩のエキスをしっかり受け止め糧としたいところだ。
チームにはほかにも昨年のドラフト1位、浅野翔吾、プロ2年目にして遊撃レギュラーの位置を奪った門脇誠など飛躍が期待されるヤングジャイアンツがたくさんいる。世代交代の過渡期ともいわれる中、少しでもイキのいい若手が伸びてくることがV奪回への道しるべともなる。
盟友のためにひと肌脱ぐ覚悟をした松井氏のためにも、充実した時間となることを願いたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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