羽生結弦「まだまだ全然戦えるな」地上波ゴールデンで見せた矜持 何度も観ちゃう神回「徹子の部屋」SP
羽生さんは様々な舞台を通じて人々の心に光を与えている(C)Getty Images
「神回」と称賛する声が、SNS上から止むことはありません。
5月2日にテレビ朝日系で放送された「徹子の部屋SP」における、羽生結弦さんの登場回です。羽生さんのサービス精神なトークとともに、徹子さんの聞き手としてのプロフェッショナルな力がスイングする、胸が躍る番組になりました。
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スポーツ紙のデスクはこう分析します。
「ゴールデンウィークのゴールデンタイムに放送されるわけですから、普段はフィギュアを見ない層も視聴するかもしれない。お二人はそこまで念頭に置いて、わかりやすく親しみやすいトークになるよう、気配りしている姿が印象的でした」
例えば番組の冒頭。徹子さんはこんな問いを発します。
「回っていらっしゃるときに、目が回ることはないんですか?」
これに対して羽生さんはこう回答しました。
「目は回ります、回ります(笑)。目が回っていても、普通に歩けるんですよ。そういう訓練をずっと、ちっちゃい頃からしているんで…。バラエティー番組で、バットをグルグルやるやつとか、あるじゃないですか。あれは問題なく…あれぐらいじゃ目は回らないかもしれないですね(笑)」
前述のスポーツ紙デスクはこう言葉をつなぎます。
「このやりとりからは、世間一般の人々の純粋な疑問に答えていこうという、お二人のサービス精神がうかがえました。こんな問いを我々スポーツ専門メディアが普通のアスリートに発したら、人によっては怒らせることになるかもしれない(笑)。でも地上波テレビの一般視聴者にはおじいちゃん、おばあちゃんから子供まで様々な方々がいる。そういった人たちに『わかりやすく伝えていこう』という思いがにじんでましたね」