「あまりに不快」中国人選手の涙の棄権騒動が波紋 ボール痕を消した新鋭に批判の声噴出「評判は地に落ちた」
涙するジャンとは対照的にトートは喜びを爆発。弱冠二十歳の新鋭は愕然とする34歳のベテランと握手を終えるや否や、ド派手なガッツポーズで拳を突き上げ、母国のファンに勝利をアピールしたのである。
ただ、ライン際のボール痕を足で踏み消すという前代未聞の行為を行なったうえに、ライバルの気持ちを煽るように振舞ったトートには批判の声が殺到。海外メディアではスポーツマンシップを欠いた新鋭に苦言を呈する論評が目立った。
米紙『New York Times』は「なぜ彼女が大騒ぎをしたのかが理解できない」と語った本人のコメントを紹介したうえで、「不快な行為とスポーツマンシップに欠けるトートはテニス界で最もヒールな存在となった。20歳である彼女の評判は地に落ちた」と糾弾。さらに英紙『Daily Mail』は「トートはあろうことかジャンにイライラを募らせながら小馬鹿にしたかのように笑っているように見えた。一連の行動はあまりに不快で、衝撃的だ」と大々的に伝えている。
スポーツマンシップに関する問題が相次ぐテニス界。その姿勢の見直しを求める声は今後強まっていきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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