糖質制限ダイエット中も安心♪ 料理の基本『味噌汁』の知っておきたい3つのポイント
4種類の味噌に含まれる糖質量をチェック
味噌汁に使う味噌は、子どもの頃から慣れ親しんだ味を選びたくなりますが、今回はそれぞれの味噌に含まれる「糖質」の点から比較してみました。
味噌の種類は大きく分けて、「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」「調合味噌」の4種類。
「米味噌」は、国内で生産されている味噌の8割を占めるスタンダードといえる味噌。おもに西京味噌をはじめとする甘味噌と、信州味噌や会津味噌に代表される辛味噌に別れます。産地によってそれぞれ特徴はありますが、味噌汁一杯分、大さじ一杯(18g)で、甘味噌なら5.7g、辛味噌なら2.8gが、おおよその含まれている糖質量の基準になります。
九州全域と、瀬戸内海周辺の地域で主に使われる「麦味噌」の味噌汁は、麦の香りが料理を引き立ててくれますが、大麦を原料とするため、糖質量で見ると一杯分4.1gとやや高め。
異なる2つの味噌を混ぜ合わせて作られる「調合味噌」は、平均すると一杯6.8gと4種類の味噌の中では、もっとも糖質量が高めの水準です。
大豆と塩を原料とする愛知県の名産、八丁味噌に代表される「豆味噌」の一杯当たりに含まれる糖質量は、およそ1.4g。糖質量で比較した場合、最も低い数値となります。
味噌汁は、ダイエット食としてもおすすめ
「糖質」の観点を離れてみても、低カロリーで栄養豊富な大豆成分を多く含んだ味噌汁は、ダイエットのお供として優秀なスープと言えます。
味噌汁の原材料となる大豆に含まれる植物性アミノ酸は、体内で消化・分解されると、ロイシンやイソロイシンなど脂肪燃焼効果で知られた、いわゆる「燃焼系アミノ酸」へと変わります。
また、腸の働きを促進したり、腸内環境を整える働きを持つ大豆ペプチドや大豆サポニンは、ダイエット中の便秘解消にも役立つとのこと。
普通の加熱処理だと体に吸収されにくい大豆の栄養やたんぱく質ですが、酵素で加水分解された味噌を原料とする味噌汁なら、効率のよい吸収を助けてくれます。
具材を変えるだけで、毎日でも飽きないバリエーションが広がるお味噌汁。今回ご紹介したポイントを参考に、ぜひ糖質制限ダイエットメニューのひとつとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
[文:HOWZAP 【ハウザップ】 ライザップが運営するボディメイク情報マガジン)]
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