「足の裏のホクロ」は注意!病気の可能性も
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
テレビの健康番組などで、取り上げられることもある「足の裏のホクロ」。
基本的にホクロは、メラニン色素を含むメラノサイトという細胞が、皮膚の一部に密度高く集まって見える場所のことを言います。
実は足の裏にホクロが出来ているとがんである可能性も!
ホクロには、先天性と後天性のものがあり、思春期以降にできる後天性のホクロは、紫外線が原因でできることがほとんど。
足の裏は日常生活では、なかなか日光があたらないため、ホクロができる可能性は低いですが、気付かないうちにできていることも…。
なぜ足の裏に今までなかったホクロが出来るのか、その原因は3つあります。
1.靴擦れなどの摩擦による原因
サイズの合わない靴やヒールの高い靴を履き続けるなど、靴擦れなどの摩擦による足の裏への刺激からできてしまうことがあります。
2.ホルモンバランスの乱れが原因
寝不足や栄養不足など様々な要因でホルモンバランスが乱れることも原因のひとつ。
女性の場合は、妊娠、出産時にホルモンバランスが乱れ、メラニンの排出がうまくコントロールできずに、足の裏にホクロができてしまうことも!
【関連記事】その症状、肝機能低下のサインかも!「肝臓」と「疲れ」のつながりについて
3.メラノーマ(悪性黒色腫)が原因
足の裏にできるホクロのうち、ほとんどは良性のホクロですが、中には悪性のメラノーマの場合もあるので、注意が必要です!
メラノーマ(悪性黒色腫)とは、皮膚がんのひとつで、メラノサイトががん化して起きます。
メラノーマが発症しやすい部位は、足の裏や手のひらといった毛の生えない部位です。
50代からの発症が多く見られますが、20代から40代においても、発症することもある皮膚がんです。