背中の痛み・・・本質的な原因は?
[文:蓬松(ほうしょう)鍼灸治療院 http://houshou-hari.com/]
今回は、「背中が痛い」です。
背中が痛いと言っても、いろいろな原因があります。
直接的には、多くは背中の筋肉の緊張が強くて痛みを出していることが多く、その筋肉の緊張を取ることで痛みが軽減したりすることが多いのですが、間接的な原因がある場合があります。
【関連記事】腕があがらないほどの痛み「四・五十肩」になる本当の原因
もう少し言うと、対症的には背中の筋肉の話ですが、本質的な原因がある場合があるということです。
例えば、猫背が強くて背中が痛いという人がいますが、胃腸が悪くて猫背になっている人がいます。これは、胃の付近に痛みが出やすかったり、違和感が出やすかったりすると、人間の体は、その痛みが出る所を守ろうとして、その付近の筋肉を緊張させようとします。
実際、胃が痛くなると背中を丸くして、胃のあたりを守るような形になりませんか?
そうすると、胃の周辺の筋肉が緊張することで、猫背になり、猫背になると前かがみになるので、背中全体の筋肉を常時使って頭が前につんのめってゆかないように支えます。つまり、背中の筋肉も緊張します。結果として、背中が痛くなります。
1 2