8割以上は病気や寝たきりで最期を・・・、将来のために今なぜ痛みや不調が起きているのかを考える大切さ
80歳になっても90歳になっても、自分が健康でいる自信ありますか?自分の意志で行動し、毎日を笑顔で過ごす自分を想像できますか?
「日本は長寿の国と言われていますが、老衰で亡くなる人は11人に1人。最期を迎える前、男性は約8年、女性は約12年という長い期間を病院や老人ホームで過ごしたり、誰かのサポートを受けたりしているんです。一度寝たきりになると、どんなに治療が進化し懸命の介護をしても、なかなか自立した生活には戻れません。寝たきりになった人は、もっと健康に注意しておけば良かった、もっと早く気づいていれば…と、皆さん口を揃えておっしゃいます。」
苦しい日本の実情を教えてくれたのは、薬剤師の坂田武士氏。
ココカラネクストは、予防の重要性を発信し、健康的なカラダを作るために様々なアドバイスを行なう坂田氏に話を聞きました。
医療や介護に頼らない体をつくる
「日本は、医療や介護保険制度が充実しているため、病気になったら病院に行ける環境が整っています。自治体により年齢は異なりますが、子どもの頃は医療費も薬も無料なので、何かあったらすぐに病院に連れていってもらっていましたよね。こうした環境が、予防への意識を低下させ、健康と向き合う機会の損失にも繋がっていると思います」と、坂田氏。
保険制度は安心を提供してくれますが、その財源は税金。医療費・介護費は大きな社会問題になっています。その解決策のひとつは、予防について考え健康のために行動し、医療や介護に頼らない体をつくることと言えそうです。
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