更年期障害にならない人の特徴とは?
[文:フェムゾーンラボ(https://www.femzonelab.com/)]

※本記事は、医師による執筆記事です。
更年期を迎える女性の大きな悩みの一つとしてあげられる「更年期障害」。脳の視床下部に大きなストレスを与え、生活の質を悪化させる種々の症状が起こるとされているのが更年期障害ですが、なかには更年期障害にならない人や、更年期障害が軽い人もいます。
今回は更年期障害にならない人や、症状が軽くなりがちな方の特徴について解説していきます。
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更年期障害とは
女性の更年期は、閉経前後の5年間のことをいいます。ほとんどが45歳~55歳の間です。
この間は、女性ホルモンが不安定にアップダウンしながら低下していき、最終的に閉経前の10分の1程度の値になります。この不安定にアップダウンしながら女性ホルモンが低下していくことが、脳の視床下部に大きなストレスを与え、生活の質を悪化させる種々の症状が起こります。これを更年期障害といいます。
症状は
①ホットフラッシュなどの血管症状
②めまい、立ちくらみ、動悸、不眠、全身のかゆみ、全身の痛み、全身倦怠感などの自律神経失調症状
③イライラ、よくうつなどの精神神経症状
等があります。この更年期障害の症状の出方は多種多様で、個人差が大きいのが特徴です。
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