好きな物が不調の原因? 「遅延型フードアレルギー」

タグ: 2021/8/31

好きな食べ物にアレルギー高反応

私の遅延型フードアレルギー検査の結果がコチラ。

仕事柄、和食よりも洋食を食べる機会が多く、チョコレートやケーキなどの甘いものも、ほぼ毎日。朝はカフェラテ、フルーツやヨーグルト、昼・夜はパンやパスタなど、自分の好きなものが増えてしまう食生活。

検査前から、何となく乳製品アレルギーは覚悟していたのですが、卵や小麦、大麦、ナッツ類にも陽性反応。さらにはトウモロコシ、オレンジ、キャベツも。ピスタチオは驚きでした。ビールを飲むと酔いやすいのは大麦や醸造用イーストが原因だったのかもと、自己分析しながらも、この結果に動揺を隠せませんでした。

先生から「好きだからと同じものを食べ続けることが原因のひとつ」と言われ、長年かけて体に蓄積されていた好きな物が、溢れ出した結果なのだと。

ちなみに、健康診断などで受けられるフードアレルギー検査は「即時型」の場合が多く、私は一度も陽性反応が出たことはありません。気付きにくいといわれる「遅延型」のみ、アレルギー反応が出たことになります。

6ヶ月の摂取制限で変化

「一定の期間アレルゲンを除去することで、また食べられるようになるから」という先生のアドバイスをもらい、今しかない!と、食生活を変えることを決意。
6ヶ月間は、アレルギー反応が高かった食品は食べないように徹底しました。乳製品や小麦を避けると自然と和食中心の生活になり、間食も洋菓子から和菓子に変更しました。7ヶ月目からは、1ヶ月に2回は小麦や乳製品OK、ただし続けては食べないなどルールをつくって、様子を見ながら徐々に条件を緩めていきました。

最初の検査から約1年6ヶ月後に改めて検査を受けました。その結果がコチラ。

検査項目を変更してしまったため、単純比較ができないのですが、高反応だった項目すべてが低反応という結果に。これは本当に嬉しかったです。

からだを知ることの大切さ

検査を受ける前に感じていた何となくのからだの不調は、解消されている気がしています。喘息の発作はほとんど出ていません。

正直、なぜもっと早く検査を受けなかったのかと自分の行動に反省もしました。実は、「遅延型フードアレルギー」の存在は以前から知っていました。検査方法や遅延型アレルギーにより引き起こされる不調について、さらには食生活を見直すことでからだを整え、また普通に食べられるようになることも。ただ、からだの状態を知るのが怖くて、見て見ぬふりをし続けた結果、何となくからだに違和感を抱えたまま、その不調の種類や頻度が増えて、どんどん悪化して…。

私は、遅延型フードアレルギー検査を受けることで、自分のからだと向き合うこと、からだの状態を知ることの大切さを改めて感じました。もし何か気になることがあれば、検査を受けるのもひとつの方法。セルフチェックから始めるのも良いと思います。食べたもの(食材単位)と体調変化(時間・どんな違和感があるか)をメモしたり、写真を撮ったりして、見返せるようにするのもおすすめです。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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野崎さちこ

複数の企業で広報、広告、マーケティング担当を経て独立。
現在は、店舗・施設や商品のプロモーション、イベントの企画・運営のほか、新規事業の立ち上げなどに携わる。ライターとしても活動。

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