しびれ、むくみ・・・足の異変に気付いていますか?
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-(https://ketsuken.jp/)]
むくみ、しびれ、ガサガサ・・・足に異変や悩みを感じていませんか?
私たちの身体を支えている大切な足。
「身体の衰えは足から始まる」といわれています。
また、足に現れる病状の原因が他の臓器の異常からくることもあります。
気になる症状があれば注意が必要です。
【関連記事】睡眠中に足がつるのはなぜ?「こむら返り」防止につながる食べ物も紹介
足のしびれ・・・
生活習慣病を30代頃から抱えていた方は40~50代でも動脈硬化による症状が現れてしまうこともあります。
閉塞性動脈硬化の典型的な症状は血流が悪くなることによる、足の冷え・しびれ・痛みなどの症状が現れます。
重症化すると、安静時でも強い痛みが出て、さらに悪化すると潰瘍や壊疽(えそ)に進展し、足を切断しなければいけないことがあります。
片足だけのむくみ・・・
長時間座りっぱなしの状態が原因となるエコノミークラス症候群は、特に持病などがない健康な方でも突然起きることがあります。
長い時間狭い場所で動かずにじっとしていると、脱水などが引き金になって足に溜まった血液が固まって血栓ができてしまうことが原因で起こります。
特に足の中心を走る深部静脈に大きな血栓ができた場合には、それが飛んで肺の血管を完全に閉塞させてしまうことがあります。
これにより、突然死に至ってしまうことも珍しくありません。
予防として、長時間同じ姿勢で座りっぱなしなどは避ける、水分を十分取って脱水を避ける、足を適度に動かして筋肉をよく使うことを意識しましょう。
足のニオイ・・・
臭いやかゆみを伴う水虫は、白癬菌はくせんきんというカビの一種が足などの皮膚に感染することで起こる病気です。
この時期、高温多湿で菌にとって過ごしやすい環境である足への感染が多くなります。
足のボコボコ・・・
足の血管のボコボコは下肢静脈瘤と言われる疾患です。
この病気は、基本的に命に関わる疾患ではないと考えられていますが、自然に治ることはほぼなく、放置していると徐々に悪化してしまいます。
また、下肢静脈瘤のある方は深部静脈血栓症の発症リスクが相対的に大きいこともわかっています。