痛風のリスクを高める! 暴飲暴食が危険な理由

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水分、野菜や海藻で、尿酸を体外に出す!

■水やお茶をたくさん飲む

尿酸を排泄できる身体作りの第一歩は、水分摂取から。高尿酸の9割は、尿酸の排泄がうまくいっていないそうです。

水やお茶をたくさん飲んで、尿の量を増やすことで尿酸の排泄が促されれば、尿酸が薄まって尿路結石もできにくくなります。重い腎臓病や心臓病のある方は注意が必要ですが、そうでなければ、水分をこまめに補給しましょう。

水分といっても、気をつけたいのが、お酒です。お酒を飲むと、水分補強どころか、逆に利尿作用が働き、尿酸が処理される前に尿だけが排泄されてしまいます。尿酸は体内に残り、体は脱水症状に。体内の尿酸値が上昇してしまいます。お酒を飲んだ翌日に、痛風の発作が出る人は多いのは、そういうわけなのです。

お酒を飲むときは、飲酒量を控えるだけでなく、飲む前や飲んでいる間、飲んだ後にもきちんと水分補給することを忘れないようにしましょう。

■野菜や海藻を毎日食べる

尿酸は酸性の液体には溶けにくく、アルカリ性の液には溶けやすいという性質があります。健康な人の尿は弱酸性ですが、通風になると尿の酸性が強くなるので、腎臓で濾過した尿酸が尿に溶けにくくなって腎臓にたまり、尿酸結石ができやすくなります。

この尿の酸性度というのは、食べ物の影響を強く受けています。酸性化した尿をアルカリ性に傾けて、尿路結石を予防するためには、毎日の食事で、尿をアルカリ化する食品を十分に摂取することが大切です。こちらにアルカリ性食品の例をまとめましたので、ご参考になさってください。

毎日食べたい、アルカリ性食品

・海藻類:ワカメ、コンブ、ヒジキ など
・野菜類:キャベツ、ニンジン、ダイコン、ナス、ホウレンソウ など
・いも類:ジャガイモ、サツマイモ など
・果物類:バナナ、メロン など

※食べすぎによってエネルギー量が増えてしまう食材に関しては、食べる量に気をつけましょう。

繰り返しになりますが、食べすぎ飲みすぎはつねに身体に何らかの負担を与えるものです。とくに、痛風や高尿酸血症は生活習慣と密接に関連している病気ですから、日常生活でどれだけ気を配っておくかが大切になってきます。

病気になってしまったら楽しめるものも楽しめなくなってしまいます。いつまでも美味しい料理とお酒を楽しめる人生のために、皆さまの「カラダ☆メンテナンス」のお役に立てれば嬉しく思います。






[文:食の専門家による出張料理サービス「シェアダイン」]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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