「代謝」の進むお酒の飲み方とは
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
宴会の盛り上がりに加わっている時は楽しい時間。ここで言う「盛り上がり」とは単にバカ騒ぎしているのではありません。素面な時には様々な気持ちが交錯して、なかなか言い出せないことがあります。そんな塞がり積もった考えを、お酒の力を借りて相手に伝える時もあるでしょう。そして相手が呼応してくれれば議論は盛り上がります。これからの方向性が明確になって、さらに今後の方策が見えたなら、充実感からわくわく感も生まれます。「今夜はいい酒だった。うまい酒を飲んだなぁ。」と幸福感に包まれますよね。
【関連記事】「夜間低血糖」を知ってますか? 飲酒時に気を付けたいあの症状とは
だけどお酒に係わる時間はそれで終わりではありません。
ビジネスに有意義だった飲酒であっても、お酒に含まれているアルコールは分解されるまでに時間が掛かる。体内にアルコールそのものだけでなく、その代謝物質も残存しています。アルコールを正常に分解仕切れないほどの無茶な飲酒、心身に悪影響を及ぼす成分が居座っています。その有害物質はアセトアルデヒド。これで深酒による二日酔いってヤツに襲われます。
そんな状態に陥るとあらゆるパフォーマンスに支障を来してしまいます。ものごとに対する集中力が落ちるし持続できません。どうでもよくなって士気が落ち、周りの人の時間も台無しにしてしまう。アルコールに取り付かれている時間は、ハッキリ言って無駄な時間となります。アルコールの分解機能を担っている肝臓への無理な負担も重なって、慢性的病魔に侵されてしまいます。