ゴルフスイングの勘違い~起き上がりと体重移動~
身体を回すことがしんどければ、その動きから逃れようとしますので、結果として身体を起こす戦略を取ってしまいます。
でも体重は左に乗っていくのが正しいです(右利きゴルファーの場合)。
プロゴルファーでも最終的には体重が左に乗ります。
ただ、タイミングが早すぎます。これを「アーリー体重移動」と名付けましょう。
つまり、「アーリー体重移動」すると自然と「アーリーエクステンション(起き上がり)」になってしまうのです。
前回の記事でも説明した通り、バックスイングをしたらそのすぐ後に股関節を伸ばすのではなく、まずはローテーションを行います。「アーリー体重移動」をしてしまうとローテーションしづらくなりますので、体重を左に乗せきる前にローテーションをしましょう。
そうすれば、前傾したままインパクトすることができます。
そのためのエクササイズをご紹介します。
「骨盤回旋エクササイズ4パターン」です。
1.立位(直立)・壁あり
壁に手をついて、骨盤の向きを左向き、右向きと交互に入れ替えます。
足は閉じて揃えた方が最初はやりやすいかも知れません。
ポイントは肩の向きが変わらないようにすることです。
2.立位(直立)・壁なし
1でやったことを壁にさわらずに行ってみましょう。少し難易度が上がります。
3.前傾(アドレス姿勢)・壁あり
アドレスの姿勢になって、両手で壁を触ります。軽く押すとやりやすくなります。
その状態で骨盤の向きを変えます。これも胸の向きが変わらないようにやってみましょう。
4.前傾(アドレス姿勢)・壁なし
3でやったことを壁無しでやってみましょう。
いかがでしたか?うまくできましたか?
体重移動をあまりせずにその場でクルっと回旋できると、スムーズにスイングできるようになりますので、コツコツと取り組んでみてください。
ゴルフ体験トレーニングはこちらから
https://www.tg-fitness.net/trial/
[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
【関連記事】2打目がOBなら次は何打目?初心者にもわかりやすいペナルティの数え方
【関連記事】動画でわかる!正しいドライバーの打ち方とコツ10選
【関連記事】ゴルフラウンド中にやってしまうNG行動4選!スコアに直結するので今すぐ止めよう
谷崎 美樹
日本体育協会公認アスレティックトレーナー、柔道整復師。ゴルフトレーナーとして、トータルゴルフフィットネスでパーソナルトレーニング指導を行っている。自身もゴルフが好きでベストスコアは70台。ファンクショナルトレーニングで効率よくゴルフボディを作ることを得意としており、プロゴルファーからアマチュアゴルファー、ジュニアゴルファーまで幅広く指導中。また、整形外科でリハビリテーションを担当していた経験から、痛みのある方へのトレーニング指導も行っている。