好物は先に食べますか?それとも・・・。口に運ぶ「菜」の順番
ここで注意したいことがあります。野菜に含まれる食物繊維の働きを活用して、食べ過ぎによる肥満を防ぐために、食事の始めに食べることのすすめ(ベジファースト)をよく見聞きします。ですが野菜の場合、先ずは後先無しにしっかり食べることがたいせつなのです。食物繊維をからだに摂り入れるには穀物,きのこ,海藻でもよいですね。
やっぱり優先的に好きな食べ物に手が伸びてしまうかもしれません。嫌いな食材の方が栄養価が高かったりする。それが食卓に上っていたらもったいないですよね。
そこで食べ方(メニューや調理方法)を変えることが偏食をなくす対策になるかもしれません。
鶏卵知識普及会議の調査に「やってみたい目玉焼き料理(一般消費者)」があります。目玉焼きを何に乗せて食べるか?という意識調査で、おかず,サラダ,パン,麺,スープを抑えて、「ごはん」がNo.1でした。(※3)たまご掛けごはんよろしく、たまご乗せごはんも人気とはビックリです。
なまたまごが苦手な人もいます。ごはんとたまご、そして調味料のしょうゆの相性が絶妙にマッチした表れなのでしょう。いろいろな理由で苦手な食べ物でも、他の食材と上手く組み合わせることで、バランスの取れた食生活を送ることができるのではないでしょうか。
幾つかの采を一緒に頬張るのもよいのですが、掻き込むような食べ方は早食いになってしまうのでご注意あれ。
施設でお世話させて頂いているヤシカさんに、冒頭に掲げた好きな菜の食べる順番について問い掛けてみました。すると「絶対好きなものを先に食べます!!」と言い切った。
理由を尋ねると、「そろそろあの世からお迎えが来る頃だから、この世に思い残すことがないように、おいしいものをたくさん食べたいから。」とおっしゃっいました。
私はハッとして返すことばが見つからなかった。そしてルームミラー越しに映るヤシカさんの顔を見て、少し寂しくなってしまいました。
【出典】
(※1)藤田長久 著 体の不調は「腸もれ」が原因
(※2)健検公式テキスト 増補改訂版 野菜を食べよう
(※3)健康産業新聞 第1717号 たまごの健康機能
[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。