健康寿命の探求~「ファイトケミカルス」植物がもたらす可能性とは

一般社団法人 国際栄養食品協会(AIFN)は、日本アムウェイ合同会社特別協賛 のもと、「サイエンス・セミナー・シリーズ 健康寿命を探求する 【第1回】ファイトケミカルス – 植物がもたらす可能性」を12月5日(木)に日本アムウェイ合同会社 B1オーディトリアムにて開催しました。
超高齢化・少子化社会の日本で、“健康寿命の延伸”はこれまで以上に注目を集めているテーマです。本プロジェクトは、植物栄養と健康・生活習慣に関する科学的な最新情報を発信し、健康寿命延伸に貢献する目的で発足しました。
第1回目となる今回は、オラン・クォン博士(梨花女子大学 栄養科学・食品学部 教授 アムウェイ・サイエンス・アドバイザリー メンバー)と、アミット・チャンドラ博士 (アムウェイイノベーション&サイエンス部門フェローサイエンティスト )が登壇者として迎えられ、「ファイトケミカルス―植物がもたらす可能性」をテーマとしたトークセッションが行われました。
冒頭で、本イベントを主催した一般社団法人 国際栄養食品協会 (AIFN)天ヶ瀬晴信理事長は、「最新の臨床研究に基づいた有用な科学情報をみなさんにお伝えしたいと思い 、このシリーズを企画しました 。老齢化していく中で、健康で長生きするために、どのように植物成分のファイトケミカルスを役立てていくかということに焦点を当てセミナーを開催します」と挨拶しました。
トークセッションでは先ず、世界有数の長寿国である日本を取り巻く現状について紹介し 、日本人の健康寿命と平均寿命には10年ほどの大きな開きがあること、また慢性疾患や生活習慣に関連した健康問題が大きく影響していると考えられると示唆しました。また、健康で暮らすこと(医療費削減など)について、日本政府も喫緊の課題と捉えていることなど、健康増進の必要性を強調しました。
続けて、クォン博士からは、「野菜や果物といった抗酸化物質が豊富な食べ物を食べたり、定期的に運動をしたり、十分な睡眠を取ったりすることで、慢性疾患を予防することが期待できます 。植物が自身を守るために作り出す防衛物質である”ファイトケミカルス”と呼ばれる物質は、強力な抗酸化作用を持っており現代の栄養学においても注目されている物質です」と、今回のテーマである“ファイトケミカルス”の重要性を語りました。