口腔トラブルが急増!全身疾患にも影響する歯周病菌50%減を実現するものとは?
自分自身では気づきにくい口臭。毎日マスクを着用するようになり、自分の息が気になり始めたという方も多いのではないでしょうか?他にも、乾燥やネバつきなど、口腔内に不快感を覚える人が沢山いることが調査により判明しています(※1)。
口腔内トラブルの解消には、毎日のオーラルケアが重要だということは皆さんもご存知のはず。そこで今回は、「L8020協議会」が実施した調査結果を見ながら、オーラルケアについて考えてみたいと思います。
人体に悪い影響を与える「ジンジバリス菌」
L8020協議会は、「L8020乳酸菌」を通じた歯の健康維持を提唱している団体です。
L8020協議会が実施した調査によると、口腔内トラブルは歯周病菌が原因であることが多く、歯周病菌の中でもジンジバリス菌が人体にもっとも悪い影響を与えると言われています。
ジンジバリス菌は、10~20種類ほど確認されている歯周病菌の一種で、数百種類いると言われている口腔常在菌の中でもっとも病原性を示している菌とされ、歯と歯茎の隙間に付着した歯垢(プラーク)内で増殖し、歯周病を引き起こす可能性があります。さらに、ジンジバリス菌は、歯周組織の炎症を助長するだけでなく、糖尿病や非アルコール性肝炎、動脈硬化症などの全身疾患を増悪させることが知られています。
鶴見大学名誉教授・花田信弘教授は、「ジンジバリス菌は口臭だけでなく、アルツハイマー型認知症をはじめとする様々な病気の原因の1つと言われています。口臭を感じる人は、ジンジバリス菌を保菌している可能性が高いため、今まで以上にオーラルケアを意識してください。」と見解を述べています。(※2)
事実、歯周病などの口腔内トラブルを抱える人の多くは、ジンジバリス菌を保菌しているそうです。