生まれながらの自助能力について

タグ: , 2020/11/20

[文:健康わくわくサイト 人生100年時代に役立つトレヴィアをお届けします]

予防・防御と修復

 からだの具合が悪ければ、楽しく安心した生活を送ることはできません。ところが気の緩みやだらしない生活を続けたりして健康を害してしまいます。生きるものはケガを負うこともあれば病気にも罹ってしまう。持病を持っている人は新型コロナ感染症の重症化を招く傾向があるので、予防のために生活習慣の改善が求められています。

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先ず体調管理や予防接種などで病気を未然に防ぎます。今新型コロナウイルス感染症に関するニュースで「免疫」とか「ワクチン」ということばをよく見聞きします。感染症の場合は、外部から侵入するウイルスから身を守るための防衛隊を体内に配備します。

ところがこの「一次予防」という防御線が破られてしまったら、病気の早期発見と健康状態の悪化(合併症の進展など)を早期に治療する「二次予防」で対抗するのです。(※1)

おとなのからだを作るために欠かせないのが成長ホルモン。このホルモンは成長期だけではなく年を取ってもからだの疲れや傷付いた筋肉などを修復してくれる役目も担っています。(※2)





現代はビルや橋などの建築物も自らを修復する時代です。建物の資材に使われるコンクリートの中に特殊な細菌を混ぜ込んで置く。老朽化などでひびが入ったところから水が浸み込むと、その細菌が活性化して炭酸カルシウムを作り出して補強するのです。(※3)生体に備わっている自己回復力と同じ、まるで無機物にも命を与えているようですね。

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