昨日の疲れをリセット!理想的な睡眠とは
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「疲労」を解消する方法は、現在ではかなり研究が進んでその対処法も明確になりつつありますね。
その代表格が「睡眠」です。
「少ししか寝なかったから疲れが取れない」
こんなことも普段言われていますが、長時間の睡眠と短時間の睡眠とで、どちらが疲れが取れているのかということは、実は一概には言えないのだそうです。
多くの人は「7時間以上の長時間の睡眠を取れば、疲れが取れる」と考えていませんか。
でも、世の中には、5時間や3時間の短時間睡眠で生きているショートスリーパーと呼ばれる人もいます。
とある実験で、6時間寝る人、7時間寝る人、10時間寝る人のなかで、1番寿命が短いのは10時間寝る人だったという結果があるそうです。次に短いのが6時間寝る人、1番寿命が長かったのは7時間寝る人だったそうです。
つまり、睡眠時間は長ければいいというものでもないようです。
大切なことは、睡眠の長さではなく、睡眠の質に密接に関係してくるということです。
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いい睡眠は「長さではなく質」
その人にとっての最適な睡眠の量は、「質×長さ」です。
質が悪ければ長く睡眠をとる必要があり、質が良ければ睡眠時間は短くても問題はないということです。
疲労医学からみた時に、質のいい睡眠とは、前日の疲れがスッキリ取れた睡眠だそうです。疲れを取るための一つの手段なのです。
7時間だろうが、4時間だろうが、10時間だろうが、疲れが取れなければ睡眠本来の目的を100パーセント達成しているとは言えません。
質が大事と言っても、いい睡眠は「長さ」と「質」の掛け合わせなので、基本的には5時間以上の睡眠を取ることは必須のようです。
これは人の、睡眠メカニズムからわかっています。
ヒトは眠り始めてから、1時間ほどで1番深い眠り(ノンレム睡眠)に至ります。
そこから少しずつ眠りが浅くなり、眠り始めてから90分ほどでレム睡眠(浅い眠り)に切り替わります。
このパターンを周期的に繰り返して目覚める、というのが普通のパターンです。
脳がしっかり休めるのはノンレム睡眠の深い時。
脳の自律神経の中枢の疲労を取るためには、この状況が3回は起こっている事が必要なのだそうです。
つまり90分×3回、ベッドに入ってから睡眠に至るまでの時間も含めて最低5時間寝ればショートスリーパーでも大丈夫なんだそうです。
逆を言えば、最低限疲れを取るための必要な睡眠時間は5時間という事です。