ローストビーフの付け合わせは、なぜ「クレソン」なのか
管理栄養士・栄養教諭の資格を持つ野澤祥さんに、いま旬の野菜の栄養とその効果、栄養を効率的に取り入れるための調理法、おすすめの食べ方を聞きました。
クレソンの栄養とその効果
ローストビーフなどの肉料理に添えられているクレソンも、5月から6月にかけて旬を迎えます。
クレソンには、シニグリンという殺菌効果の高い栄養素が含まれています。殺菌効果のある食べ物と言えば、わさびをイメージする方も多いと思いますが、刺身を食べる時にわさびをつけるように、肉料理を食べる時にはその殺菌効果を期待してクレソンが一緒に食べられています。薬味として添えられている西洋わさび(ホースラディッシュ)にもシニグリンが含まれているので、おすすめです。
また、緑黄色野菜に分類され、カロテンやカルシウムなどのビタミン類も豊富に含まれているので、積極的に食べていただきたい旬の野菜です。
サラダで食べるのも良いですが、白和えや胡麻和えも美味しいです。お子さまや、独特の風味が苦手な方には、クレソンのしゃぶしゃぶがおすすめです。さっとお湯にくぐらせて、軽く火を通すことで甘みが強くなるので食べやすくなりますよ。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]
野澤祥
管理栄養士・エステティシャン
学生時代、国家資格である管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。
都内のヘルスケアIT企業に就職後、食事指導のできるエステティシャンとして年間800人以上を担当し、5店舗を束ねる責任者となる。その後、「一層お客様に寄り添ったエステをしたい」という想いから独立し、QUALITASに参画する。
https://qualitas-conditioning.com/