高齢者だけではない、膝に水が溜まる原因と正しい認識とは?!

タグ: , , 2020/3/14

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 よく中高年の人たちが「膝に水が溜まっちゃって」なんて話しているのを聞いたことがありませんか?これは漿液性関節炎と言い、昔からある膝の疾患です。

しかしこの膝に水が溜まるという疾患。実は年配の人にだけ起こるものではないのです。整骨院には10代〜20代の若い患者さんも膝に水が溜まり受診する人が少なくありません。

そこで、ここでは膝に水が溜まるとは何なのかを説明し、対処法を伝えていきます。





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膝に水が溜まるってどういうこと?


膝に水が溜まるというのがどういうことなのかわかる人は意外と少ないようです。厳密にいうと全ての人が膝に水が溜まっています。これは関節液と言い関節面で骨同士の滑り運動を円滑にする潤滑剤と知っての働きがあるほか、関節軟骨に栄養を送る働きもあります。つまりなくてはならないものなのです。

正常な状態では関節液がある程度溜まっている状態なのですが、関節内部で異常事態が起こると脳からの指令で関節液を大量に出すようになります。関節液はリンパによって常に循環していますが、吸収される量に対して放出される量が多くなると、関節液が溜まり腫れてきます。これが「漿液性関節炎」つまり膝に水が溜まった状態なのです。

関節液は膝に限らず、全ての滑膜関節に存在します。つまり肘でも足首でも肩でも、どこの関節でも異常事態が起きれば関節に水が溜まる事は起こり得るのです。でも膝以外で水が溜まるというのはあまり聞かないよね。その理由は、膝の構造にあります。関節液は滑液包という袋で生成されます。滑液包は関節周りにあるのですが、膝は滑液包の数が他の関節と比べて多いのです。滑液包が多いという事はそれだけ作られる関節液の量も多いので、異常が起きた時には水が溜まりやすいのです。

原因は炎症

では水が溜まる原因となる「異常事態」とはどのようなものでしょう。実はこれ、一つしかありません。それは「炎症」です。
関節内で炎症が起こると、脳は「きっと関節液が足らないせいだ」と勘違いします。膝に水が溜まる始まりはこの炎症なのです。

膝の関節内で炎症が起こる原因はいくつかあります。次で一つずつ説明しましょう。

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