「DAZN for docomo SPORTS LOUNGE」常設化構想も バーチャル技術を組み合わせた視聴、体験施設が人気呼ぶ
NTTドコモが3月6日から3週間の期間限定で東京・渋谷にオープンした「DAZN for docomo」の体験施設「DAZN for docomo SPORTS LOUNGE」が大盛況で幕を閉じたことから、常設化構想も検討されそうだ。
「DAZN for docomo SPORTS LOUNGE」は、スポーツ中継配信サービス・DAZN for docomoとドコモやNTTグループが提供する技術を融合した最新技術でスポーツの楽しさを様々な角度から体験できることを可能にした。壁一面に大小合計37枚のディスプレイパネルが設置されたシアターでは野球、サッカー、バスケットなどDAZN for docomoの豊富なコンテンツを一度に見られるようになっている。フード、アルコール、ソフトドリンクも販売され、体験施設のオープン期間中はスポーツ映像を楽しむ来場客でにぎわった。
さらに、「VR(バーチャルリアリティー)ヘッドセット」を使用したアトラクションも用意されていた。ボクシング元世界3階級王者・八重樫東とリングの中で対戦できる自由視点VRはリングでボクシングをしている錯覚に陥るほどの臨場感。プロ野球のバッティングトレーニングが体験できるVRでは打席に立つと元中日・川上憲伸氏の145キロを超えるカットボールを体感できるなど迫力満点だ。サッカーも未来のスタジアム観戦スタイルとして、座席の傍らにあるマイクに選手の背番号を話しかけると、透過ディスプレイに映像や成績が表示されるスマートスタジアムも体験できるなど、スポーツの未来を垣間見ることができた。
体験施設の開催期間中だった3月18日に「DAZN for docomo」のユーザーは100万人を突破。来場客からも「バーチャル技術を体験できる機会をもっと増やしてほしい」「スポーツ観戦の時の迫力が凄い」と好評の声が多かったことから、常設化構想も期待される。バーチャル技術やVRを組み合わせた視聴や体験は、次世代移動通信「5G」が本格化するとさらに提供しやすくなる。NTTドコモは20年の東京五輪に向けてサービスを拡充する方針で今後の動向が注目される。
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[文/構成:ココカラネクスト編集部]