「ちむどんどん」最後の謎 フリーライター和彦が沖縄で食える理由は「実家の太さ」にあった!?
NHKの朝ドラ史上屈指のワースト作が、いよいよフィナーレを迎えます。
「ちむどんどん」です。善良な視聴者の怒りを買う理不尽でテキトーな話の展開から、むしろ人々は視聴後のSNSやネットの反応を「込み」で楽しむといういびつな事態に。すると、「炎上商法」が当たったからか、視聴率も悪くないまま最終週に突入するという、NHKとしては悪くない流れにもなりました。
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中でも怒りの矛先は、黒島結菜が演じる主人公の暢子にとって伴侶にあたる、宮沢氷魚演じる和彦へと向かっていったのです。
スポーツ紙の芸能記者はこう解説します。
「決定的だったのは、新聞社の同僚である婚約者の愛(飯豊まりえ)との関係を破談にし、幼なじみの暢子とくっついたこと。朝ドラの主人公が罪の意識も希薄なまま略奪愛に乗り出すシーンは、視聴者のヒートを買い、結果的にはドラマへの注目度を高めることになった。和彦の決断にはSNS上で怒りや落胆の声が、続々と表明されることになったわけです」
そして前述の記者はこう続けるのです。
「我々からすると『同業』だった和彦の謎は、沖縄でフリーライターとして、果たして食えるのかということ。あの若さで『やりたいことをマイペースにやる』なんて、どう考えても無理でしょう。新聞社を辞めてフリーライターになる人は多いけど、みんな編集者との酒に付き合い、企画についての議論を深めるなど、昼夜を問わず忙しく動き回っています。強力な人脈を有する大ベテランのような、『好きなことだけやる』というあの姿勢は、到底納得できませんね」