韓国、台湾に敗れた高校生日本代表…敗因の本質を捉えた小園のコメントとは
金属バットは芯を外しても打球が飛ぶが、木製バットは違う。韓国、台湾戦と芯を外された打球が大半で、凡打を繰り返した選手たちは首をひねっていた。ネット上では「普段から木製バットを使わないと対応できない。この年代から国際試合に本気で勝ちたいなら金属バットをやめるべき」という意見が多かったが、これに同調するプロ野球関係者も多い。上半身の力に頼った力任せのスイングでも飛距離が出る「金属バット打ち」は、木製のバットに移行して修正に時間が掛かるからだ。
では木製バットに変えればいいという簡単な話ではない。高校野球の人気の一因は大差をひっくり返す劇的な試合が多いこと。これは安打の出る可能性が高い金属バットの恩恵を多分に受けている。木製バットに変更すると、ロースコアの試合が多くなり野球の質が変わる可能性がある。練習では木製バットを使用する高校も珍しくないが、実戦の打席でしか身につかない対応力がある。今大会は「金属バット」を使う高校野球に大きな課題を突きつけた敗戦かもしれない。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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