【臨床心理学】人に対する時、余計な小細工はいらない。自分に正直なのが1番
[記事提供:カウンセリングのハートコンシェルジュ(株)(https://www.heartc.com/)]
「正直は、最上の政策」は、アメリカ合衆国初代大統領のワシントンの言葉です。幼少のみぎりに桜の木を切って、正直に、その罪を告白した方ですから、当然と言えば、当然なのかもしれませんね。日本でも幕末の勝海舟が、べらんめえ調で「至誠があれば、それでいいのサ」なんてことを言っていたらしいです。
彼らの言っているのは、要は、「人に対する時、余計な小細工はいらない。自分に正直なのが1番」ってことなんでしょう。これは、まさにカウンセラーに必要な姿勢です。
以前ご紹介したように、さまざまなカウンセリング技法があるのですが、それに固執していたら、カウンセリングはちっとも進展しませんし、時にはクライアントさんを傷つけてしまうことさえあります。技法よりも先に、カウンセラーは、なによりも自分の中に起こっている感情や思考の動きに敏感でなければなりません。
カウンセラーの中に、「この状況から逃げたい」、「どうアプローチしたらいいのかわからない」、「なんとなくいらついている」、「クライアントさんから気に入られたい」など、さまざまな感情や思考が浮かんできます。カウンセラーは、これらの心の動きをなかったものとしてはいけません。いくら自分の気持ちを誤魔化そうとしても、クライアントさんには、ばればれです。
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