大坂なおみ、日大・宮川選手が上位「 アンガーマネジメント大賞」発表 平成で怒りを感じたニュース1位は東名あおり事故
2018年に最も怒りの感情を上手にコントロールした有名人、コントロールできずに失敗した有名人のアンケート「アンガーマネジメント大賞2018」が発表された。
怒りの感情を上手にコントロールした有名人の1位は、女子テニス全米オープンのシングルスで優勝した大坂なおみ(21=日清食品)が選ばれた。決勝や表彰式で観客からブーイングを浴びたものの、怒りを表すことなく、逆に、元世界女王のセリーナ・ウィリアムズに対して感謝し、お辞儀をするなどした対応が評価された。
4大大会初制覇の快挙だけでなく、決勝での対応ぶりが人気爆発の引き金となった。逆に失敗した有名人1位は、大坂の対戦相手で、ラケット破壊、審判への暴言など悪態をついたS・ウィリアムズだった。
今年1番怒りを感じたニュース・出来事の1位には「日大アメフト部の悪質タックル」が選出された。この問題を皮切りにスポーツ界でパワハラ問題が続出し、2018年を象徴する出来事でもあった。
平成最後ということで、平成で最も上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人は、サッカーの「キング・カズ」こと三浦知良選手(51)。
15年、野球評論家の張本勲氏がテレビ番組で「もうお辞めなさい。若い選手に席を譲らないと」とコメントしたことに、三浦選手は「光栄です。激励だと思います」と穏やかに対応したことが評価の対象となった。逆に、平成で失敗した有名人は、国会議員の豊田真由子氏。平成で1番怒りを感じたニュースの1位には、東名高速の「あおり運転」が選ばれた。
「アンガーマネジメント」とは、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングのこと。日本アンガーマネジメント協会が全国の20代~70代までの男女363人を対象にアンケートした結果をまとめた。ランキング詳細は以下の通り。
「アンガーマネジメント大賞2018」(敬称略)
◆上手に怒りの感情をコントロール・対応したと思う有名人
1位 大坂なおみ(女子テニス) 152人
2位 宮川泰介(日本大学アメリカンフットボール部部員) 46人
3位 サッカーW杯日本代表 11人
3位 水卜麻美(女子アナウンサー) 11人
5位 西野亮廣(お笑い芸人:キングコング) 8人
5位 西野朗(元サッカー日本代表監督) 8人
◆怒りの感情をコントロールできずに、失敗してしまったと思う有名人
1位 セリーナ・ウィリアムズ(女子テニス) 100人
2位 山根明(日本ボクシング協会・元会長) 40人
3位 貴乃花光司(元貴乃花親方) 36人
4位 沢田研二(歌手) 35人
5位 今村岳司(元兵庫県西宮市長) 12人