絶望のどん底から抜け出す3ステップ
4.ステップ3 現実と向き合い絶望を受け入れる
絶望を冷静に見れるようになったら、絶望を受け入れます。
人は絶望した時に、辛い現実を避けようとして「死」を選びがちです。
それはたしかに楽な方法かもしれません。
ですが、「死」を選んだら何の解決にもなりません。
「死」を選んで人生をリセットしたところで、今生で解決できなかった課題は来世に持ち越されます。
次の人生でも同じ課題に直面する訳ですから、結局どこかで向き合う必要が出てくるのです。
酷なようですが、ここは踏ん張って辛い現実を直視しましょう。
今まで避けてきたものが積もり積もって絶望を生み出しているのです。
絶望と対峙して受け入れないと、絶望から抜け出す事はできません。
絶望を受け入れる方法は至ってシンプルです。
絶望の苦しみをとにかく体感覚で感じ続けます。
あまりにも辛くて涙が出る様であれば涙が枯れ果てるまで泣き続けましょう。
また、自分への怒りや他人への怒りも出てくるかもしれません。
その場合も、恨みや憎しみを感じ続けます。
自分の感情に蓋をしないで、出てくる想いは全て出し切るつもりでやりましょう。
もし、絶望に耐えきれなくなったら一度逃げて再度チャレンジしましょう。
ひとしきり絶望を感じ切ると、絶望から抜け出そうという気力が生まれるので、自然に抜け出せるようになります。
5.おわりに
ここまで絶望から抜け出す手順をご紹介しました。
ですが、何よりも大事なのは絶望を乗り越えようとする意志です。
絶望は乗り越えられないと信じている状態では何をやっても上手く行きません。
もし、絶望は乗り越えられないと感じるのであれば、今は時期ではないのかもしれません。
歯がゆいかもしれませんが、無理をせず、時が熟すのを待ちましょう。
そして、実は人生に絶望する事には悪い面ばかりではなく、良い面もあります。
「ピンチはチャンス」という言葉があるように、絶望する事によってその後の人生を大きく変える事ができます。
私は人生に絶望する事によって、それまで4年間続けていたニートから脱出する事ができました。
絶望から抜け出した直後はそのありがたみを感じないかもしれません。
でも、いつか人生を振り返った時「絶望」がターニングポイントになった事に気付けるのではないかと思います。
人が生きる目的は様々な出来事を通して成長する事にあります。
であるならば、絶望は私たちへの変化のメッセージなのかもしれません。
[文:一悟術|自分を縛りつけているものから解放され、思い描いた人生を生きる道(https://www.ichigojyutsu.com/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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