職場の飲み会に参加するのが苦痛…対処法は?
2. 「人と話す練習」と思う
人と話すのが苦手な人は、「飲み会は人と話す練習の場」と思うのも1つの方法です。はじめのうちはうまく話せなくて当たり前です。けれど、練習を積み重ねるとだんだんうまくなります。練習を続けて、わずかでも「話すことが楽になってきた」「前回の飲み会より一言~二言多く話せた」と感じると、苦痛は減ります。人と話す苦痛が減れば、懇親会などに出席することの苦痛も減るのではありませんか?
3. 飲み会は「30分間だけ出る」、「3回に1回出席する」など、出席することに対するハードルを下げる。
体調、体力の問題で飲み会に出たくない場合がありますね。持病や体力のなさは周囲からの理解を得られないことも多く本当に辛いことと思います。周囲の人は、その人を自分や一般的な人と比べず、「〇〇さんにとっては苦しいことなんだ」と認識していただきたいです。性格や行動と同じように体力も病気の状態も人それぞれ違います。体力がないのは怠けているのではなく、本当に疲れてしまって動けないのです。夜、布団に横になっている時間も他の人より長く必要です。
体力のない人、またプライベートの事情などで飲み会や懇親会に出席するのが難しい人は、「飲み会は30分だけ出る」、「3回に1回出席する」などの対応をしてみてはいかがでしょうか。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部 平尾類]
深瀬 砂織(ふかせ・さおり)
東京都出身。臨床心理士でシニア産業カウンセラー、2級キャリア・コンサルティング技能士、キャリアコンサルタントの資格を持つ。企業の研修講師、職場環境の改善提案、経営者、人事労務担当者へのアドバイス、大学、自治体での講演など全国各地で精力的に活動している。