中日「お前騒動」、中日OB、ワイドショー各方面からのコメント一覧、「お前こそどうかしてる…」etc.
中日OBはどう見ているのか?
◆楽天元監督で中日OBの解説者・田尾安志
「(お前のフレーズは)まったく気にならないですね。ファンの人たちは家族の一員だっていう感覚なので、家族の人たちが応援してくれるひとつの表現としてそういう言葉を使っただけであって。ファンの人たちも心から応援してくれる、そういう気持ちで歌ってくれてると思うので、まったく違和感なく聞いてました。こんなのが騒動になることがさびしい気がしますね。ちっちゃい事で色々と言ってるな、というのが本音でしたね」
◆元中日エースの解説者・川上憲伸
「『お前』という言葉だけで抜粋しちゃうと嫌な気持ちになる。与田監督も選手の立場だったら、分からないと思う。監督という選手を守らなければいけない立場にいるから、『お前』ということに嫌な気持ちになるんじゃないかな。選手のときに聞く『お前』は実際、分からない。それどころじゃないから」
「お前が止めた、柳」
「お前騒動」に一区切りつけたのが、柳裕也投手のお立ち台だった。7日ヤクルト戦で8回1失点に抑え、騒動後の連敗を4でストップ。ハーラートップタイ9勝目を飾ったヒーローは、本拠地ナゴヤドームのファンに呼びかけた。
「最近、いろいろあると思うんですけど、今日の勝ちをきっかけにチームとファンで1つになって頑張りましょう」。
スタンドは拍手喝采、大きく沸いた。選手もファンもスタッフも野球に集中できない状況が続き、うんざりしていたのだ。(翌日スポーツ紙に「お前が止めた、柳」と見出しが躍ったのは皮肉だったが…)
前半戦を終えたチームは37勝43敗の借金6。首位巨人に11.5ゲーム差を離された5位に低迷している。SNSには「『お前』を気にしているヒマがあるなら、チームが勝つことを考えろ」という類のメッセージが多い。KY発言で現場の指揮を下げ、球団イメージも悪化させた功罪は簡単に消えるものではない。与田監督には勝って巻き返す以外、信頼を取り戻す方法はなさそうだ。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]