「学校に行きたくない」のにはこんな隠れた原因があった!!
子どもの頃の運動が心のストレスを減らす
子どもの運動不足が「学校へ行きたくない」根本的な原因の1つになっていると指摘しましたが、運動、とりわけ幼少期に身体を動かして遊ぶことは、丈夫な身体を作るだけではなく、実は脳や心の発達にも深く役立っています。
基本的な脳の仕組みの90パーセントが作られる8歳までに身体をしっかり動かして遊んでおくことで、脳の中の「我慢する」という機能を制御する部分などが十分に発達します。
また、運動は成長ホルモンの分泌を促し、質の良い眠りが得られることで心身の健全な成長・発達にも役立ちます。
さらに、運動すること自体が、精神的なストレスを発散させて心を健やかに保つ効果も持っているので、「学校に行きたくない」子どもには、しっかり身体を動かすことが、問題解決の第一歩となるのではないでしょうか。
また、外遊びは他者とのかかわりの中で社会適応力や認知的能力も発達させます。
幼少期から外遊びを十分に経験させておくことで、将来「学校に行きたくない」という状況に陥るのを未然に防ぐのにも役立てられそうですね。
最後に
「学校に行きたくない」。
子どもがそう口に出したら、親はとても心配しますよね。
まず、しっかりと話をきいてあげてください。
そして、具体的な問題の解決に向けて動くかたわら、根本的原因が体力低下にある可能性を心に留めてみてください。
お子さんの体力づくりが、学校へ行きたくない気持ちが生まれる心の状態そのものを、改善するのに役立ってくれるかもしれませんよ。
その時はぜひ、お父さんお母さんも一緒に身体を動かして体力づくりしてみてくださいね。
[文:一般社団法人体力メンテナンス協会(http://www.pca-tairyoku.or.jp/)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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