ガンバレ、受験生!受験とストレスについて
眠れない、集中できない、etc…ストレスの兆候に注意!
ストレスに早めに手を打つためにも、その兆候を見逃さないことが大切です。といっても、多くの場合、大人の場合とあまり大きな違いはありません。受験生独特のものも含めて、主な兆候として、以下のようなものがあります。
■身体的な兆候
・すぐだるくなる
・熱は無いのに頭が痛い
・首筋や肩がこる
・息が詰まって胸苦しい
■精神的な兆候
・好きな音楽を聴いても楽しくない
・食欲が無い/あり過ぎる
・音が無性に気になる
・眠れない
■学習における兆候
・ケアレスミスが増える
・好きだった科目の学習に集中できない、楽しくない
・能率が上がらず、どの科目の学習もおっくうになる
・スランプに陥っていると思う
このような兆候が複数あり、しかもある程度の期間続いているようなら、ストレスの解消を考えたほうがいいでしょう。
オススメ!受験生向けのストレス解消方法
ストレス解消には、勉強のやり方を変える方法と、勉強以外のことをする方法に分かれます。
■勉強のやり方を変える方法
・得意科目だけ集中して勉強する
得意科目を強化することで自分に自信がつき、他の科目を勉強する意欲を増すことができます。
・解く問題の順序を変えてみる
ストレスを感じているときに複雑な問題を解こうとしても、脳にはその準備ができていません。疲れているときは、比較的簡単な知識問題に戻るのもよいでしょう。
・こまめに休む
集中できない勉強を何時間やっても効果は望み薄です。こまめに休むことで、ストレス解消はもちろん、限られた時間で解くという集中力を養うことができるでしょう。
■勉強以外のこと
・カラオケにいく
大きな声を出すことはストレス解消に効果的です。また、上手に歌えた時の爽快感や恍惚感も、自身を持つことにつながります。
・おしゃべりをする
身近な人とおしゃべりをして、誰かに受け止めてもらえるだけで、気持ちが楽になり、勇気が湧いてくることがあります。
・その他
通販サイトで欲しいものを探したり、youtubeで好きな動画を見たりなど、勇気をもって勉強から離れ、好きなことに没頭することが大切です。
気になる受験生、周囲が気を付けてあげるべき生活習慣は?
受験生の多くが未成年であることに加え、受験勉強、特に追い込みの時期には生活環境もまた、ストレスを抱えやすい要因になっています。
■睡眠不足・昼夜逆転生活
勉強がなかなか進まず焦ってしまうときはもちろん、逆に、勉強が捗りすぎたときも、ついつい睡眠時間を削り、夜更かしをしがちです。
しかし、睡眠は、脳をゆっくり休ませるために必要不可欠。睡眠不足になると、脳が疲労を回復できないため、判断を誤ったり、気力や集中力がなくなったりするため、勉強そのものにも悪影響です。また、自律神経やホルモンバランスも乱れるため、身体全体の不調が引き起こされます。
また、いくら睡眠時間を確保しても、不規則な睡眠では、人間に自然に備わった体内時計のリズムが狂い、その効果が損なわれます。勉強が捗っていても捗っていなくても、受験を乗り切るためには、規則正しい睡眠の確保は大切です。
■偏食や小食/過食
睡眠と同じように、受験時期には食事も不規則になりがちです。
まず、夜遅くまで勉強をして睡眠不足になると、朝に食欲が湧かず、朝食を抜くことが多くなり、午前中に頭が働かなくなります。昼は学食でうどんやラーメン、夕食は塾や予備校前にファーストフードのハンバーガーやおにぎり。
夜中に小腹がすいてカップラーメンやスナック菓子で夜食、などという受験生は多いのではないでしょうか。偏食型の食生活では、ビタミンやミネラルなど、必要な栄養素を十分に確保できないことから、身体の病気にかかりやすくなるとともに、体内でセロトニン合成が行われにくくなり、精神も安定しにくくなります。
また、ラーメンやファーストフードはどうしてもカロリーや塩分が多くなりがちであり、こちらも心身のバランスを崩してしまう要因になります。一方で、思春期にはダイエットを目指して極端な小食に走るケースもあります。
ちょっと不便ではあっても、ビタミンやミネラルも含めた、栄養バランスを考えた食事をしっかり摂ることが受験を勝ち抜く近道なのです。
■運動不足
受験時期は、どうしても机にかじりつきがちになってしまいます。それ以前、毎日部活で汗を流していた運動部出身の受験生にとっては、運動ができないことそれ自体がストレス要因になりかねません。運動習慣が少ない文化系の受験生にとっても、軽めの運動はストレス解消に効果的です。
運動の習慣がある場合は、その運動を、少し軽めに行うのが良いでしょう。そうでない場合は、ジョギングやウォーキング、サイクリングなど、リズムがあって、景色が変わる運動がストレス解消に効果的とされています。
いつも電車やバス、自家用車で移動するところを、自転車や徒歩で移動することなど、無理のない範囲で、日常生活に運動を盛り込むと効果的でしょう。
[文:ストレススキャン編集部]
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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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