不良品続出で回収騒動に発展・・・どこへ消えた? アベノマスク調達費200億円

タグ: , 2020/4/28

 「エイプリールの嘘じゃないのか」と海外メディアにも揶揄されているアベノマスクが大混乱に陥っている。

全世帯に2枚の布マスク配布に先立ち、小学校や妊婦向けに配られた布マスクに「黄ばんでいる」「髪の毛が入っている」などのクレームが相次ぎ、大量の不良品が紛れ込んでいることが判明。17日から全世帯配布が始まったが、厚労省によると、少なくとも143市町村で7870枚の不良品(21日時点)が混じっていることが分かり、未配布分の全品回収と再検品に追い込まれた。


 アベノマスクに充てられる予算額は約466億円。政府は内訳について配達費128億円、マスク調達費338億円と説明してきたが、受注企業4社については公表してこなかった。そこで社民党の福島瑞穂党首が10日、厚労省に調達先を問い合わせ。その回答によって、興和が54億8000万円、伊藤忠商事が28億5000万円、マツオカコーポレーションが7億6000万円で受注していたことが判明した。

「残り1社についてなぜ公表を先送りするのか。公表するとマズイ企業に発注したのか。安倍首相や官邸に近い『お友達』企業にボロ儲けさせたのではないかと疑惑が浮上する中、27日に菅官房長官が横井定、ユースビオに随意契約で発注したと発表しました。興和と横井定はマスク事業を展開、伊藤忠は中国市場に強い大手商社、マツオカは縫製が売りのアパレルメーカー。この4社への発注は理解できるものの、福島市が拠点のユースビオはベトナムからバイオマス発電の燃料などを輸入する社員約5人の小規模商社。発注した理由が判然としません。ユースビオの社長は1枚135円で350万枚を納入したとしていて、総額は4億7250万円。横井定の受注額は不明です。仮に横井定が興和並みの50億円規模で契約していたとしても、アベノマスク予算はおよそ200億円も余る。アベノマスク疑惑は深まる一方です」(政治部記者)





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