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東京医科大の不正入試問題は国内だけでなく、世界でも大きな反響を呼んでいる。内部調査によると、今年の小論文(100点満点)と面接の2次試験でマニュアルに従い、受験生全員の小論文の得点に「0.8」を掛けて減点した上で、現役生と1、2浪の男子に20点、3浪の男子に10点を加点。女子と4浪以上の男子には加点しなかった。調査委員会は女子を不利に扱った理由を「出産や育児で長時間勤務ができなくなるとの考えがあった」と分析した。
東京医科大医学部の18年の一般入試における女子の割合を見ると、受験者が39%で合格者が18%。ただこの数字が国内の他大と比べて低すぎるわけではない。厚労省の資料によると、日本の女性医師の割合は増加傾向にあるが2016年で21.1%。OECD加盟国の平均は40%を超える。日本は最低レベルだ。在日フランス大使館はツイッターで「フランスの大学医学部に占める女子学生の割合は、2000年の57,7%から2016年には64,1%に上昇しました。そして、2021年には医師のパリテ(男女同数)が実現されそうです。皆さん、是非フランスに留学に来てください」と呼び掛けた。駐日フィンランド大使館もツイッターで「フィンランドの女性医師の割合は57%とOECDの調査で世界で3番目に高いんだ」と投稿。内閣府男女共同参画局のコラムを紹介した。
世界では異常と認識される東京医科大の不正入試問題だが、ネットでは擁護する声が少なくないことに驚かされる。女性の医師が少ないことについて、「女子学生が医師免許を取得したとしても、結婚を機にそれまでのキャリアを捨ててまで家庭に入ってしまう人達がいる以上、現場を預かる病院側は男性医師を求めてしまうのが今回の得点調整になってしまったのだろう。女性は皮膚科や眼科や麻酔科に殺到するので医者の供給バランスを崩している張本人。例えば女医比率は皮膚科44%、外科7%。このような偏りから今外科医は人手不足で死ぬような思いで激務をこなしている」と主張する声が。「女子の原点は合理的だと思ったよ。女性制限も浪人制限も説得力はあるんだから、応募要項で条件提示すりゃ良かったのに。批判は出ると思うけど、信頼も得られたはず」と大学側が入試前に今回の採点制度を公表をすればよかったと指摘する声もあった。
浪人生に対して不利な入試制度についてもネット上では大学側に理解を示す声が散見される。「言ってることは分かるけど、4浪以上は医師にたどり着けない可能性のほうが高くなるという数字があるんだ。他の群に比べて中退率も高いし、医師国家試験の合格率も低い。それなら2割減点されても合格できる学力を要求するのも一概に不合理とは言えないよ」、「多浪の人はそれだけ長い時間勉強してるわけで、ハンデがあってもおかしくないとは思う」という意見があった。
3浪以上浪人しても世界有数の技術を誇る名医がいる。女性医師についても減らすのではなく、今回の入試不正問題を機に出産や子育てをしながら仕事を続けられる環境を整えなければいけない。何よりも世界から驚かれる不正入試問題について他大も調査して膿を出し切らなければいけない。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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