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モスクワGP優勝!競輪女王がノートに書いている事

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世界のトップ選手と脚力差はない

 20年に開催される東京五輪で金メダルを目指す競輪界の絶対女王・小林優香選手(24)の独占インタビューが伊豆ペロドロームで行われた。聞き手はフジテレビを退社し、フリーで活動する田中大貴アナウンサー。同競技場は小林選手が練習拠点に置き、東京五輪の競技会場でもある。日本中の期待を集める2年後に向け、コーチと取り組んでいる新たな試みへの手応え、20キロ近い減量による肉体改造、重圧との戦いなどについて熱く語った。今回はその前編。

ノートにルーティンを綴り、試合前に読み返すことでパフォーマンス向上


田中:宜しくお願いします。今日のレース(トラックパーティー)は振り返ってみていかがだったですか?

小林:(優勝できずに)反省点が多かったのでノートにたくさん書けそうです。

田中:毎日ノートに書いているんですか?

小林:練習後、試合後に振り返りで『90分前行動』、『30分前行動』は常にノートに書いています。コーチにも書いた内容を伝えてレース前に生かすようにしています。

田中:いつから書いているんですか?

小林:昨年10月のワールドカップ(W杯)の時からですね。

田中:ノートを書いたことでパフォーマンスが変わりましたか?

小林:はい。タイムも変わりましたし、順位自体も変わりました。

田中:何が一番大きな要因だと感じられますか?

小林:文字で書いたら自分のルーティンを確認することができるんです。自分でこんなことをしているんだなと気づける。普段通りできることがわかって心が落ち着いてきますね。

田中:今日も昨日までのノートを見て臨んだんですか?

小林:今回はちょっとレース前の行動を変えてみました。入賞がかかったレースではなかったので試してみるいい機会だなと。新しいことにチャレンジしました。

田中:ポイントがあるレースの場合はどれぐらい前にノートを読むんですか?

小林:試合前夜に読みますね。その前にコーチに読んでもらってアドバイスをもらって。お互い話し合ってもっとこうした方がいいんじゃないかと。2年後の東京五輪に向けて一番良い形を作れるようにしたいと思っています。

田中:コーチとのやり取りの中で今一番重要だなと感じる要素は?

小林:先シーズンのW杯、世界戦を通してトップレベルの選手と脚力差はないんじゃないかと手応えを感じます。もちろん、ステファニーとか世界チャンピオンクラスなので強いですけど、その選手に負けない脚力はある。負けないためにはメンタル面、技術面ですね。そこをもっと上げていかないといけないなという話をコーチとしています。

世界のトップ選手と脚力差はない。縮めなければいけないのは技術、精神面

田中:自転車競技でメンタルは大事ですか?

小林:とても重要だと思います。1対1の勝負ですし。いかに自分の世界に入り込めるか、周りの音が聞こえなくなるぐらい集中できるかが重要です。そのためにはいかにリラックスして自然体でレースに臨めるか。頭ではわかっていますが、まだできていないです。

田中:東京五輪はこの伊豆ベロドロームが競技会場になります。メンタルをコントロールして臨まなければいけませんが、現状でそのイメージを作れていますか?

小林:だんだん形にはなっています。東京五輪にピークを持っていきたいし、メダルを獲るためにやっているので(イメージを)詰めていかないといけないです。

田中:この会場で走ってみてイメージは強くわくようになりましたか?

小林:普段の練習で走っているけど、今回お客さんが入っているトラックパーティーで走れたのは良い経験になります。同じ全長250メートルでも他の国とレース場の特徴は違うし、傾斜角度も違う。このレース場に慣れているのはプラスに働くと思います。

田中:伊豆ベロドロームの特徴は?

小林:他のところと比べて直線が短いし、傾斜も高くない。丸い感じですね。私はロングスプリンターなので直線が長いレース場が有利ですけど、ここに慣れて最高の結果を出したいです。

田中:毎晩ここで金メダルを獲るのをイメージして眠るんですか?

小林:もちろん金メダルが目標でやっています。ただ段階を追っていかなきゃいけない。今シーズンはコーチと話をしながら、(きょう30日から始まる)モスクワグランプリに向けてやっています。

田中:現在地はいかがですか?

小林:今は順位的には中間だと思います。五輪に出られるけどメダルを獲れるかと言われれば厳しい。

田中:メダルを獲るために必要なことは?

小林:日々の練習でいかに考えるか重要視しています。凄く負けず嫌いなので普段の練習でもタイムで負けるのは嫌なんです。気持ちのコントロールをできるようにしないと。

田中:負けず嫌いがマイナスに働くこともあるんですか?

小林:ありますね。気持ちのコントロールがうまくいったときは凄く自然体で臨める。国内のガールズケイリンは一番得意としている種目なので変な緊張感はないんですけどね。

田中:ガールズケイリンと五輪の自転車競技は違いますか?

小林:全く違います。傾斜が違いますし、コースの長さも違う。ルールも違いますし、全く別物ですね。

田中:ガールズケイリンにも出なきゃいけない。そして五輪も目指す。どうバランスを保っているんですか?

小林:正直昨年までは悩んでいました。ただ自分の目標は東京五輪でメダルを獲ること。そう考えるとこの2年は競技に集中しようと。競技中心の生活でケイリン選手として出場する試合は少なくなるけど、出場する時はお客様の期待に応えようという気持ちでやっています。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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