ローカーボのススメ ~糖質制限で心も体も元気になった私
2017.06.24
『ローカーボのススメ』を連載いただくローカーボ料理研究家 藤本なおよ先生。
食べ物が心と体に影響すること、そして、食事法を変えて体調が変わることを伝えてくださっています。糖質制限の大切さを先生のストーリーをお伝えします。
疲れが取れず落ち込みやすかった私が変わったきっかけ
まずは体調を崩した私の体験談から始めたいと思います。
私は社会人1年目のときいつも退社が夜の10時や11時という忙しいところに勤めていました。そのためランチはおにぎりや麺類、パンという炭水化物(糖質)だけ 。夜は食べる時間がないのでお菓子をつまむという食生活を送っていたのです。そうしているうちに体を壊してしまいました、
集中力がなくて仕事のミスも多く夜も眠れない。疲れがとれずに風邪もひきやすく休日は一日中寝ているような状態でした。気分的にも落ち込んでばかりいる感じです。
病院に行って診察を受けたら「うつ」の一歩手前だと言われました。
一時期会社を休むことになり、そうすると少しは回復するのですが、やはり疲れやすさなどは変わりません。
そんなとき新宿溝口クリニックの溝口徹先生が執筆された『「うつ」は 食べ物が原因だった!』(青春出版 社)を読んだのです。そして、私たちの血液中にあるブドウ糖の濃度、つまり血糖値の急上昇や急降下が体や心に影響を与えているということを知りました。「うつ」も食べ物が問題である、ということがわかったのです。
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