リアル・ミッチー 集中力の整え方 金丸晃輔(三河)
2017.08.27
まるで漫画”スラムダンク”の世界 ゾーンに入り、集中力を発揮するために
日本屈指のシューター「リアル・ミッチー」こと、金丸晃輔(28)。昨年誕生したプロバスケットボールBリーグで「3ポイント王」、「フリースロー王」、「ベスト5」と個人タイトルで3冠王に輝いた。
所属チームの三河で背番号「14」を背負い、3ポイントシュートを鮮やかに決める…。その姿は、まるで人気アニメ「SLAM DUNK(スラムダンク)」の三井寿(ミッチー)!というファンの声も少なくない。
8月28日発売の「CoCoKARAnext Vol.2」では、”リアル・ミッチー”こと金丸晃輔選手のインタビューを掲載。
金丸: スラダン(スラムダンク)は自分もテレビで見ていて好きでした。ミッチーは3ポイントシューターだけど、僕自身はマークが空いたら、打つというスタンス。3ポイントだけに、こだわっていない。弱点を突くプレーを心がけているので、相手が僕より身長が低かったらポストアップするし、相手の動きが鈍かったら素早い動きにシフトしたりします。スラダンでいうと…誰にも似てないですかね(笑い)。
― 1試合平均得点「16.7」も日本人トップの数字を残した。年間を通して活躍するために心がけていることは
金丸: 試合がある週末に向けて、メンタルも体のコンディションもピークに持っていけるように考えています。連戦が続くので、疲れがたまってきたら平日の練習強度を落としたり、温泉にいって体をケアしたり。
試合前は家族と離れて、チーム宿舎に泊まります。子供がまだ小さくて騒ぐこともあるので、自分で集中できる環境を整えようと思って始めました。それがいい結果に結びついたので、今ではルーティンにしています。
― 集中するための「準備」も必要なんですね
金丸: 自分は短時間集中型です。試合の時は極力しゃべりたくない。チーム全体でやるウオーミングアップは集合時間ぎりぎりにコートに入って、終わったらすぐ戻ります。今日はどんなプレーをしようかな、と考えている時に、話しかけてられると集中できない。気が散る、じゃないけど、これはダメやなーと気付いたんです。集中力が続かないんです。
1試合でプレーする時間はだいたい35分。集中を切るのはハーフタイムの時くらい。ベンチに下がって気を抜いた時に(出場するために名前を)呼ばれることもあるので、集中を切らないようにしています。
― 集中力を持続する秘訣は?
金丸: ずっとバスケだけやっていると(身が)持ちません。やる時はやる。気分が乗らない時はやらない。気分転換は大事です。大好きな釣りをしている時、バスケのことは考えません。
シーズンオフは全然ボールに触らないので(チーム関係者に)心配されます。バスケから離れていても、プレーの感覚はすぐ戻ります。オンとオフの切り替えが大事だと思います。
続きは、8月28日発売の「CoCoKARAnext」で!
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
金丸晃輔(かなまる・こうすけ)さん
1989年3月8日、福岡県出身。
小学5年からバスケを始める。福岡大大濠‐明大。11年にJBL(日本バスケットボールリーグ)パナソニックに入団し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。チームが休部となり、13年からアイシンシーホース三河(現シーホース三河)へ移籍。これまで得点部門などで獲得タイトル多数。日本代表としても活躍。ポジションは主にフォワード。身長192㎝、体重88kg。