怪我から復帰した久保建英への評価は?「お粗末」と辛口の一方、先制点関与は「非常にクレバー」
チームは勝利したものの、久保自身はまだ本調子とはいかないようだ(C)Getty Images
レアル・ソシエダの久保建英は、現地時間3月15日(日本時間16日)に行われたラ・リーガ第29戦のカディス戦にスタメン出場。ホームで2-0と勝利した一戦で、4-3-3フォーメーションの右ウイングで66分までプレーした。
【動画】久保建英が”頭脳的”なプレーで先制点を演出!相手の意表を突くクイックCKのシーンを見る
負傷明けでリーグ3試合ぶりの先発となった久保は、立ち上がりこそ攻撃に関わる回数が限られたものの、23分にはペナルティエリア内でドリブルを仕掛けるなど、徐々にプレーテンポを上げていく。すると28分のCKではキッカーを務め、相手の隙を突いてクイックリスタート。ミケル・オヤルサバルへつなぎ、最後はミケル・メリーノが決めた先制ゴールの起点となった。
先取点のシーンについて、スペイン紙『MARCA』は「戦略的な動きとチームメイトの遊び心のおかげで、メリーノがリードをもたらした」と綴り、レアル・ソシエダの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は「久保が素早いCKでカディス守備陣の意表を突き、オヤルサバルのアシストからメリーノがミサイルを突き刺す」とレポート。どちらも、久保のクレバーなショートコーナーを称えている。
後半に入ると久保は、49分にブライス・メンデスとのワンツーで右サイドを打開。その後も何度かボールを受けたが、トラップの瞬間に厳しく寄せてくる相手の徹底マークに苦しみ、目立ったチャンスに絡めないまま66分に交代で退いた。