ルノーエンジン、消滅秒読み…従業員が抗議活動も「暗雲が立ち込めている」
アルピーヌは搭載PUをルノーからメルセデスに変更すると噂されている(C)Getty Images
ルノーが新レギュレーションとなる2026年以降もF1へのワークスとしてパワーユニット(PU)供給を継続するか決断の日を迎える。欧州のF1専門メディアによると、ルノー本社の最終決定期限は30日に設定されており、PUのF1プログラムを終了する見通しとなっている。
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すでに7月の時点でF1用PUの開発拠点だった仏ビリ―シャティヨンの工場はF1の以外のプロジェクトに活用する意向が本社側から示され、ここまで従業員による抗議活動などが続けられてきた。
ニュースサイトの『grandprix.com』の報道によると、労働組合の支援を受けるアルピーヌのエンジンスタッフは「ルノーグループが歴史的施設でもあるビリ―シャティヨンでのフランス製F1エンジンの(活動)中止という戦略決定を下す数日前、空には暗雲が立ち込めている」との新たな声明を発表。ルノーのルカ・デメオ最高責任者とは今月に話し合いが持たれたが、その後は公式的な動きはないという。
PUメーカーはルノーのほか、メルセデス、フェラーリ、ホンダ(ホンダRBPT)の4社。26年からはフォードと提携するRBPT、アウディが新規参入し、ホンダも改めてワークス体制で復活する。
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