「フジナミの実験は終了」不本意な形で米球界2年目を終えた藤浪晋太郎 メッツ専門サイトもシビアな評価「期待はすぐに冷めてしまった」
ポテンシャルを評価されていた藤浪だが期待に応えられなかった(C)Getty Images
MLBはオフシーズンに入り、フリーエージェントとなった選手が発表された。その中の1人に、米球界での2シーズン目を終えた藤浪晋太郎の名前も記されている。
【動画】圧巻の3者連続三振! マイナーで見せる藤浪晋太郎の奪三振ショー
昨オフ、年俸335万ドル(約5億300万円)+ 出来高の単年契約を結びメッツの一員となったが、春先よりマイナー生活が続いた。故障者リスト入りとなった影響もあり、結局、メジャーでの登板が無いまま2024年シーズンを終えている。
昨季はアスレチックスでメジャーデビュー、オリオールズへトレード移籍後は救援投手として好パフォーマンスを続けた。メッツ加入時も1年目同様の活躍が期待されていたものの、入団後は制球難に苦しむなど前年終盤のピッチングを再現できず、7月に40人枠から外れ、そのままシーズンオフを迎えた。
メッツ専門サイト『FANSIDED Rising Apple』でも、日本人右腕のパフォーマンスにはシビアな言葉が向けられている。11月4日に配信となった藤浪の今季を総括するトピックにおいて、「シンタロウ・フジナミのメッツでの実験は終了」と報じた。
同メディアは藤浪のメッツ加入以降を回想し、「多くのトレーニングを積んだが、メッツに貢献できるような投手にはなれずじまいだった」と振り返りながら、「春先での成績が低迷したことが、フジナミのキャリアを狂わせる要因となった」と指摘。「トリプルAでの32.1イニングでは、6.68という防御率と33個の四球を記録した」などとマイナーでの主なスタッツを並べた。