大争奪戦で価値高騰のソトは本当に「大谷超え」に値するのか 米国内で飛んだ“リアル評”「オオタニは例外。彼はおかしい」
ヤンキースをはじめ、多くの球団が獲得に関心を示しているソト。(C)Getty Images
水面下で繰り広げられてきた争奪戦の規模が衝撃を広げている。
現地時間12月7日、米紙『New York Post』は、ヤンキースからFAとなり、今オフ最大の目玉となっているフアン・ソトに関して、オファー額が「7億1000万(約1065億円)~7億3000万ドル(約1095億円)の範囲に引き上げられた」と驚愕の情報を伝えた。
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昨オフに大谷翔平がドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)というスポーツ史上最高額の契約を結び、世間を震撼させたのは記憶に新しい。そこから約1年で歴史的なメガディールが生まれる可能性があるのは、ただただ驚きである。
もっとも、ソトの“大谷超え”にはハレーションも起きている。26歳の若さとメジャーデビューから24年まで7年連続出塁率.400&OPS.850以上をクリアしている「打」のポテンシャルを考えれば、契約金の高騰は必然ではあるが、それでも唯一無二の二刀流を成功させた大谷を超えるだけの価値があるのかがしきりに論じられている。
現地メディアもソトの価値には強い関心を寄せる。スペインの日刊紙『Marca』のアメリカ版は「業界内ではオオタニは巨額の契約にもかかわらず、ただ世間の注目を浴びるだけで、7億ドルの費用を回収できるだろうという見方が一致している」と指摘。その上で26歳の怪物スラッガーについては「ソトもチームとともに勝ち続ければ、史上最高額の契約を結んでも元は取れるはずだ」と論じたうえで、二刀流スターとの違いを訴えている。