日本で満票を逃すも…依然として米殿堂入りの投票は「パーフェクト」 “100%維持”を現地メディアが報道「発表まで残り5日だ」
イチロー氏の米殿堂入りは確実。満票で選出されるかが焦点だ(C)Getty Images
日本時間1月16日、野球殿堂博物館が今年の殿堂入りメンバーを発表し、オリックスやマリナーズなどで日米通算4367安打をマークしたイチロー氏は、プレーヤー表彰で新たに殿堂入り。全349票中323票を獲得するも実に26人の記者が投票せず、有効得票数の割合は、歴代6位の92.6%となった。
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一方、米殿堂入りは、まだ満票選出の可能性が残されているという。現地時間16日、米版『Yahoo! Sports』のリズ・ロッシャー記者は、「米殿堂入り投票の最新情報」と題した特集を配信し、「2025年度の殿堂入りメンバーが発表される21日まで残り5日だ」とカウントダウン。記事が掲載された時点でイチロー氏は、100%の得票率を維持しているという。
満場一致での米殿堂入りは、元ヤンキースのデレク・ジーター氏、マリナーズなどで活躍したケン・グリフィーJr.氏も成し遂げていない。過去に唯一達成しているのは、メジャー記録の通算652セーブを残した元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏で、もしこれにイチロー氏が続けば、野手史上初の快挙だ。
記事内では、投票内容を独自に集計しているトラッキングサイト「Baseball Hall of Fame Vote Tracker」のデータが紹介されており、かねてより悲願の殿堂入りが有力視されてきたイチロー氏は、現地時間16日時点で、全体の41.6%に当たる163票を獲得。「スズキがパーフェクトな状態を維持した」とその動向が報じられている。