イチロー氏、米野球殿堂入りの節目も 過去の"放送禁止用語"発言を蒸し返され苦笑 「2度とそういうことは言わない」
米国野球殿堂入りを果たしたイチロー氏には多くの祝福の声が飛んでいる(C)Getty Images
2025年の米野球殿堂入りが現地21日(日本時間22日)に発表され、資格1年目のイチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、日本人初の殿堂入りを果たした。
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ヤンキースのマリアノ・リベラに続き、注目のMLB史上2人目となる、野手史上初の満票で殿堂入りを果たすかと期待されたが結果は、得票率99.7%と満票にわずか1票届かない形となった。
過去、1票届かず満票受賞を逃がしたヤンキースのデレク・ジーター氏に並ぶ形となった。
イチロー氏はMLBネットワークに出演、受賞の喜びを語った。
最初に、2001年の挑戦当時のことを振り返り、「まず2001年に挑戦が始まったわけですけど、当時、僕が2025年の今日、ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)のこの発表の場にいられることを全く想像できなかったです。MLBでプレーする事すらできるのかどうかという議論がたくさんあったので、僕個人としてもそうですし、日本のプレーヤーとして初めてということで、大変光栄なことだと思っています」と感慨をにじませた。
また、マリナーズ入団への経緯を問われると当時のポスティングシステムにおいては「一番ビットが高いチームがその権利を得る。その1チームしか交渉ができない」と説明する場面もあった。
さらに野球で喜びを感じるのはどういう時かと問われると「野球の魅力はゲームそのものにもちろんあるんですけど、多くの人に出会えるということだと思います。その多くの人の出会いが自分を作ってくれる。自分を作ってくれた。それが何よりの財産であり、楽しいことと言えます」とまさに人生そのものと応えた。
夏のクーパーズ・タウンで行われる殿堂入りセレモニーで会いたい人を問われるとケン・グリフィー・ジュニア、エドガー・マルティネス、またヤンキースでチームメートだったデレク・ジーターの名前をあげ、再会を楽しみにするシーンもあった。