「平凡な飛球かと思った。本当にクレイジーだ」大谷翔平の20号2ランを被弾したガーディアンズ右腕、“打球の伸び”に困惑
大谷の勢いは衰えない。本塁打王は現実的な目標だ(C)Getty Images
誰もが目を疑う光景だった。
現地時間5月27日、ドジャースの大谷翔平は、敵地ガーディアンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、3試合連発の20号2ランを含む3打数1安打2打点と活躍。本塁打ランキングでマリナーズのカル・ローリーに1本差、フィリーズのカイル・シュワーバー、ヤンキースのアーロン・ジャッジに2本差をつけ、MLB単独首位を走っている。
この日、4回2死一塁で第3打席を迎えた大谷は、ガーディアンズの先発右腕タナー・バイビーと対峙すると、初球の外角カットボールを逆方向へ流し打ち。初速104.5マイル(約168.2キロ)で飛び出した打球は39度という高い放物線を描き、5.8メートルにも及ぶプログレッシブフィールドの左翼フェンスを楽々と越える一発となった。
グングン伸びる日本人スターの打球には、対戦した相手も驚きを隠せない。試合後、クリーブランドを拠点とするスポーツ専門ラジオ局『92.3 The Fan』のダリル・ルイター記者は、被弾したバイビーの取材映像を公開。その中で26歳の右腕は、「多くの人が平凡な飛球だと思ったんじゃないかな。僕もそうだ」と振り返っている。
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